いつか、翔ぶ

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万年筆ユーザー永遠の課題|万年筆の裏抜け検証をしてみた

【重要】

当ブログは名称を変えて移設しました!

イロトリドリ http://iro-toridori.net/
然るべきタイミングで記事を新ブログに移設し、当ブログを閉鎖いたします。

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ノート・紙質による裏抜け検証

万年筆の永遠の課題。
万年筆ユーザーなら誰もが気になる、そう、裏抜け

今日はメジャーな3つのノートを使って、裏抜け検証をします。

使用するのはこの3つのノート!

  • ミドリ MDノート

ミドリ MDノート<文庫> 方眼罫

ミドリ MDノート<文庫> 方眼罫


  • LIFE ノーブルノート

ライフ ノーブルノート 5mm方眼 B6 N28

ライフ ノーブルノート 5mm方眼 B6 N28


Moleskine Plain Notebook Large

Moleskine Plain Notebook Large


検証に使った万年筆はこれ。

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プラチナ万年筆#3776 シャルトルブルーです。
手持ちの万年筆では一番太いMのニブ。
なお、インクはBUNGBOXさんのオリジナルインク、瑠璃(海色)です。

では、早速見ていきましょう。

(撮影環境の影響で、写真が暗めです。明るく加工することも考えましたが、本来の色味が損なわれてしまうことを考え、あえて暗いまま掲載しました)


ミドリ MDノート

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裏抜けはしていませんが、若干裏写りがあります。
でも、気にならないレベルですね。
滲みやヒゲ(紙の繊維にインクがヒゲ状に広がる現象)もほとんど見られません。


LIFE ノーブルノート

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ノーブルノートについては裏抜け、裏写りともにまったくなし。
ただし、他の2つのノートと比較すると紙は厚めです。
また、クリーム色の紙が使われてるのも特徴ですね。
滲みやヒゲも見られません。


モレスキン

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比較的裏抜けしにくいロッドのモレスキンでしたので、抜けはありませんでした。
ただ、裏写りは今回の3つのノートのなかでは一番気になりました。
また、若干ではありますがヒゲも見られます。


ちなみに、モレスキンの裏抜けしやすいロッドも持っているので、そちらでも試してみました。

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写真だとわかりにくいですが、抜けてます。
経験上、これでもまだましなほう。
抜けるときは本当に完全に抜けます。


まとめ

万年筆との相性という意味では、やはりモレスキンは悪いとしか言えません。
個体差が激しく、ロッドによっては抜けづらいものもありますが、高価なノートをギャンブル的に買うのはおすすめできません。

ただし、万年筆を使わないのであれば、モレスキンの重厚感は魅力的です。
ボールペンでの筆記感は良いですし、ハードな表紙の肌触りもとても良いです。


万年筆ユーザーにはMDノートとノーブルノートはおすすめです。
私は現在ノーブルノートを使っています。
今回の検証ではノーブルノートにヒゲは出ませんでしたが、日々使っている実感としては、ページによってはヒゲが出ることもあります。
MDノートは少し裏写りするので、このへんはもう好みですかね。


せっかく万年筆を使うのであれば、万年筆を受け入れてくれるノートを使うのが一番。
相性の良い紙で、気持ちよく筆記したいですね。